CSV・Excel から Code 39・JAN・Code 128 を一括作成する方法:1 枚ずつ作る場合との使い分け
「Code39 バーコード 作成 一括」「CSV からバーコード」と検索する方の状況は 2 つに分かれます。今すぐ 1 枚だけ必要な場合と、数十〜数百件を一覧から作りたい場合です。この記事は、その判断基準と、一括で作るときのコード選び・手順・印刷の注意点をまとめたものです。
この記事の要点
- 10 件未満なら単品ツール、それ以上なら CSV 一括。CSV を整える手間と天秤にかける。
- 社内管理用は Code 128(英数字・高密度・チェックデジット自動)。Code 39 は指定がある場合のみ。JAN は流通用で GS1 事業者コードが必要。
- ブラウザ完結のツールなら登録・サブスク不要、CSV はサーバーに送られない。
- 読み取り不良の原因はクワイエットゾーン・縮小しすぎ・印字濃度・反射。
1. 1 件ずつ作るか、一括で作るか
| 状況 | 手段 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| 1〜数件、値はその場で決まる | 単品ツールで入力 → SVG/PNG | 1 件 30 秒 |
| 10 件以上、値が Excel や基幹システムにある | 一括ツールに列を貼り付け、または CSV をアップロード | 100 件で 2〜3 分 |
| 毎日発生する(出荷ラベルなど) | ラベル印刷ソフトやシステム連携 | 初期設定に時間がかかるが以後は自動 |
2. コードの選び方
| コード | 文字種 | 申請 | 向いている用途 | 注意 |
|---|---|---|---|---|
| Code 39 | 大文字英字・数字・一部記号(43 種) | 不要 | 取引先仕様書で指定されている場合、古い読み取り機 | 幅が広い。チェックデジットは原則なし |
| Code 128 | ASCII 全文字 | 不要 | 社内 SKU、ロケーション、資産番号、製造ロット | 最も高密度。数字のみなら偶数桁にするとさらに短い |
| JAN / EAN-13 | 数字 13 桁 | GS1 事業者コードが必要 | 小売流通する商品 | チェックデジットは番号の一部。転記ミスに注意 |
| ITF-14 | 数字 14 桁 | JAN が前提 | 集合包装(外箱) | 太いバーで段ボールにも印刷しやすい |
| QR コード | 任意の文字列 | 不要 | URL、長い情報、スマホ読み取り | モジュール 0.33 mm 以上、内容は短く |
3. CSV・Excel からの一括作成手順
- 1 列目にコードの値、2 列目(任意)に品名や品番を並べる。先頭の 0 が消えないよう列の書式を「文字列」にする。
- 一括作成ツールでコードの種類を選び、Excel の列をコピーして貼り付けるか、CSV をアップロードする。
- プレビューで赤く表示された行(桁数違い、使えない文字、JAN のチェックデジット不一致)を直す。
- 出力を選ぶ:A4 面付け PDF(市販ラベル用紙の面数に合わせて行・列・余白を指定)か、PNG の ZIP(ラベルプリンターのソフトに取り込む)。
- 「実際のサイズ」で印刷し、1 枚目を読み取り機で確認してから残りを印刷する。
Code 39 で「*」を付けるべきか:Code 39 の始端・終端のアスタリスクは読み取り機が付加・除去する制御用の記号で、値そのものには含めません。CSV の値に * を入れると、読み取り結果に * が入って照合に失敗します。
4. 印刷サイズの目安
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 最小バー幅(X 寸法) | 300 dpi で 0.25 mm 以上、203 dpi で 0.38 mm 以上 |
| 高さ | コード全長の 15% 以上、かつ 6 mm 以上 |
| クワイエットゾーン | 左右それぞれ X 寸法の 10 倍以上(実務では 3 mm 以上) |
| JAN の倍率 | 80〜200%。小売用は 90% 以上を推奨 |
5. 読み取れないときに見る順番
- クワイエットゾーンが枠線や文字に侵食されていないか。
- 「用紙に合わせて縮小」で印刷していないか(バーと空白の比率が崩れる)。
- 画像が 300 dpi 以上か(スクリーンショットは不可)。
- 熱転写の印字濃度が高すぎて太っていないか、低すぎて欠けていないか。
- 値に全角文字や前後の空白が混ざっていないか。
CSV・Excel から一括作成
Code 39・Code 128・JAN・ITF-14・QR を最大 500 件まとめて生成。登録不要、ブラウザ内で処理。A4 面付け PDF または PNG の ZIP でダウンロード。 ツールを開く →
参考資料
本記事は以下の一次資料に基づいています。実務では最新版をご確認ください。
よくある質問
Code 39 と Code 128 はどちらを使えばよいですか?
新規に社内管理用のコードを作るなら Code 128 を勧めます。同じ内容で Code 39 より約 3 割短く、チェックデジットが自動で付き、英数字と記号が使えます。Code 39 は古い読み取り機や取引先の仕様書で指定されている場合に使います。どちらも申請は不要で、自社で自由に番号を決められます。
JAN コードを一括で作るには何が必要ですか?
GS1 Japan(流通システム開発センター)から貸与された GS1 事業者コードを含む 13 桁(または 12 桁)の番号一覧です。一括作成ツールは末尾のチェックデジットを検証し、12 桁なら自動で付加します。事業者コードを持たずに勝手に 45/49 で始まる番号を作っても、流通では使えません。
1 枚だけ作りたいときはどうすればよいですか?
単品のバーコード作成ツールで値を入力し、SVG または PNG をダウンロードして印刷するのが最短です。一括ツールは同じ形式の値が多数あるときに向いており、CSV を用意する手間を考えると 10 件未満は単品ツールの方が早いことが多いです。
サブスクや会員登録なしで使えますか?
ParityLabel のバーコード一括作成ツールはブラウザ内で生成し、登録も課金もありません。CSV のデータはサーバーに送信されず、ブラウザ内で処理されます。生成した PDF・PNG は業務利用も含めて自由に使えます。